シート実務ラボ

Excel・スプレッドシートの「動かして確かめた」実務ガイド

2026-10-12 ・ Excel新機能

Office 2016・2019のサポート終了後に起きること【Excelの使い方への影響】

Office 2016とOffice 2019は、2025年10月14日にサポートが終了しました。すでに1年ほどが過ぎていますが、「そのまま使い続けて大丈夫なのか」「Excelのファイルは開けるのか」と迷っている方は、少なくありません。この記事では、確認できた範囲で、サポート終了の意味と、選択肢を整理します。

先に結論

何が止まるのか

確認したPetriの記事によると、2025年10月14日以降、Office 2016とOffice 2019では、次の3つが提供されなくなります。

  1. セキュリティ更新
  2. 不具合の修正
  3. 技術サポート

対象には、Excel、Word、PowerPointのほか、Exchange Server 2016/2019、Skype for Businessなどが挙げられています。

記事には、アプリが突然起動しなくなるとは書かれていません。ただし、新しく見つかった脆弱性が修正されないまま残ることになるため、特にメールで受け取ったファイルを開く機会が多い業務では、リスクが大きくなります。

Excelの実務で気をつけたいこと

ここからは、上の事実から考えられる注意点です(公式の記載ではなく、一般的な見方です)。

移行先の選択肢

確認した記事で挙げられていた選択肢は、次の2つです。

個人の方や、特殊な事情のない小さな事業では、サブスクリプション版か、無料のWeb版やGoogleスプレッドシートを併用する形が現実的な場合もあります。価格は変わるので、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

今すぐできる対策

  1. 自分のExcelのバージョンを確認する(「ファイル」→「アカウント」で見られます)。
  2. 古いバージョンを使い続ける場合は、知らない相手から届いたファイルを開かない、マクロは有効にしない、など最低限の注意を徹底する。
  3. 大事なブックは、別の場所にバックアップする。
  4. 移行する場合は、関数やマクロが想定どおりに動くか、重要なブックで事前に試す。

まとめ

サポート終了は、「すぐ動かなくなる」ではなく、「守ってもらえなくなる」という意味です。使い続けるなら、そのリスクを理解したうえで、対策をとることが大切です。

判断のための3つの質問

「移行するか、使い続けるか」で迷ったときは、次の3つに答えてみてください。

  1. そのパソコンは、インターネットにつながっているか。 つながっていないパソコンで、外部のファイルを開かないなら、リスクは小さくなります。つながっていて、メールを扱うなら、移行を前向きに考える理由になります。
  2. 取引先とファイルをやり取りするか。 やり取りが多いほど、更新のない環境で不特定のファイルを開く機会が増えます。
  3. 社内や取引先に、利用条件のルールがあるか。 サポート切れのソフトを使うことが認められない場合があるため、ルールを先に確認します。

どれにも強く当てはまらない場合でも、「サポートが終わっている」という事実は変わりません。計画的に、移行の時期を決めておくことをおすすめします。

確認方法: Petriの記事(サポート終了日2025年10月14日、停止される内容、移行先の例)を取得して確認しました。記事内の数値や日付はPetriの記載に限っています。Microsoft公式のライフサイクルページは今回確認できていないため、最終的な確認は公式ページでお願いします。

参考にした情報