シート実務ラボ

Excel・スプレッドシートの「動かして確かめた」実務ガイド

ホーム > エクセル家計簿で前月比の増減を費目別に出す方法(増減額・増減率・先月0円の扱い)【LibreOfficeで計算して確認】

2026-10-14 ・ Excel関数

エクセル家計簿で前月比の増減を費目別に出す方法(増減額・増減率・先月0円の扱い)【LibreOfficeで計算して確認】

家計簿をつけていると、「食費、先月より増えた?」「光熱費は減った?」を費目ごとにすぐ見たくなります。この記事では、先月と今月の費目別の合計から、増減額・増減率・増減の印を出す式を、実際に計算して確かめた結果だけで紹介します。

出典: 筆者がLibreOfficeで計算して確認(検証スクリプト: site/verify/mom_change.py)。外部サイトの説明は参照していません。Excelでは未確認です。使うのはIFとSUMだけですが、本番の表に使う前に、数行で結果を確かめてください。

先に結論

表の作り方

A列に費目、B列に先月の合計、C列に今月の合計を入れます(2行目から)。それぞれの合計は、費目別の集計(SUMIFSやSUMPRODUCT)で出した値を貼るか参照してください。ここから右は、次の3つの式を2行目に入れて、下へコピーします。

D2: =C2-B2
E2: =IF(B2=0,"",D2/B2)
F2: =IF(D2>0,"増",IF(D2<0,"減","同"))

E列は、見やすくするため「パーセンテージ」の表示形式にします。表示形式を変えても、セルの中身(0.2など)は変わりません。

最後の行に合計を置くときは、B・C列に=SUM(B2:B11)のように合計を入れ、D・E・F列には上と同じ式をそのまま入れます。合計行の増減率は、費目の増減率を足したものではなく、合計から出し直します(平均や足し算では合いません)。

実際に計算した結果

費目 先月 今月 増減額 増減率 印
食費 30,000 36,000 6,000 20.0% 増
光熱費 36,000 30,000 -6,000 -16.7% 減
通信費 8,000 8,000 0 0.0% 同
教養娯楽 0 5,000 5,000 (空欄) 増
医療 0 0 0 (空欄) 同
衣服美容 5,000 0 -5,000 -100.0% 減
交通費 (空欄) 3,000 3,000 (空欄) 増
住居 80,000 80,000 0 0.0% 同
日用品 1,234 2,345 1,111 90.0% 増
その他 (空欄) (空欄) 0 (空欄) 同
合計 160,234 164,345 4,111 2.6% 増

増減率は表示を小数1位にしたもので、実際の値は 0.9003241491…(日用品)のように端数があります。検証では、端数も含めた値が一致することを確認しています。

先月0円・空欄のときの注意

注意点: この式ができないこと

家計簿のひな形が必要なら

この記事の式は、自分で作った表にそのまま使えます。費目別の集計つきのひな形を探しているなら、運営者が作った月間家計簿(Excelテンプレート・400円)があります。1か月分の収支を費目別に集計し、A4で印刷できます。ただし、前月比の列や、複数月の通年集計は入っていません(この記事の式を自分で足す形になります)。Excelの確認はWindowsデスクトップ版16のみです。この記事の方法で足りる場合は、買う必要はありません。

増減の割合を手早く計算したいときは、無料の割合・増減率の計算ツールも使えます(入力は外部に送信されません)。

まとめ

確認方法: この記事の式は、LibreOffice Calcで実際に再計算し、10費目分の入力(増加・減少・変化なし・先月0円・先月と今月が両方0円・先月が空欄・今月が0円・端数が出る増減など)と合計行について、増減額・増減率・増減の印の3列(計33件)が期待値と一致することを検証スクリプト(site/verify/mom_change.py)で確認しました。使った関数はIF・SUMで、Excelにもある関数ですが、Excelでは未確認です。外部サイトの記述は参照していません。家計の助言や節約額の保証はしていません。

参考にした情報